プ・レ・ス
静岡芸術劇場へ ピエール・リガル のダンス公演 【プ・レ・ス】 を観に行ってきました。
SPAC主催【Shizuoka春の芸術祭2009】の演目の1つで、フランスのコレオグラファーの作品。
どのようなものかと興味をそそられ、チケットをとりました。
四方が閉鎖されたこじんまりとした殺風景な空間。
アーム式の照明装置1つとパイプ椅子1脚。
スーツ姿のダンサー1人。
無機質で乾いた雰囲気を醸し出すBGM。
機械的にもなり人間的にもなるダンサーの動き。
不気味な轟音と共に徐々に降りてくる天井…。
何といっても、このようなシチュエーションの発想に感心してしました。
極度に制限された空間でのダンス。
狭い場所だからこそ可能な動き。
元陸上競技の選手だっただけに、身体能力も凄いですね。
時折、まるで重力を無視したかのような状況には眼が釘付けになりました。
一見、単一的になりそうな舞台設定ですが、照明・BGMなどの演出やダンスの振付が緻密に計算されていて、一時も退屈することがありませんでした。
適度にブラックユーモアが感じられる場面もあり、面白かったです。
システムの一部としての生活と本来の人間性との狭間での葛藤… そのようなテーマが見て取れ、とても心に残る舞台でした。
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