2009年11月 8日 (日)

Life Casting -型取られる生命-

新国立劇場へ 平山素子 のダンス公演 【Life Casting -型取られる生命-】 を観に行ってきました。

Life01

 

平山さんの舞台を観るのは今回が2回目です。

前回観た公演での美しさが印象に残っていたので、チケットを取りました。

 

今回は2つのプログラムが上演されました。

 

 

  • 【un/sleepless】

7人の男女によって、ダンスが展開されました。

 

ミニマルな衣装・BGM・舞台美術。

ですが、次々と繰り出されるアクロバティックな動きに目を見張ってしまいます。

クラシックバレエをベースにしたダンスで、優雅でいて力強い。

 

時折、舞台奥のスクリーンにダンサーの映像が投影され、実際に踊っているダンサーとリンクします。

 

男女が頻繁に絡み合って、艶っぽい雰囲気が感じられました。

 

 

  • 【Twin Rain】

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平山さんの独舞。

 

舞台上には、彼女を象ったクリスタル調の彫像。

ギリシャ神話の女神のような格好で、彼女自身も全く同じ衣装です。

 

おそらく彼女は踊りの女神(?)で、永い間彫像の中に魂を封印されていたのでしょう。

封印が解けたものの、ずっと閉じ込められていた為思うように体を動かせません。

スローモーでギクシャクとした動きがしばらく続きました。

 

そして体の感覚が戻ったとき、感情がほとばしるようなダンスを披露します。

愛らしく美しい… ただただ見とれてしまいました。

 

やがて彼女は、光溢れる神々の世界へと却っていきます。

このまま終わり… かと思っていたら、最後の最後に度肝を抜かれました…。

 

 

神秘的でとても美しい舞台でした。

クラシックバレエが好きな方にも受け入れてもらえそうな、上品な雰囲気がありますね。

平山さんの舞台、また観てみたいです。

 

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2009年8月23日 (日)

挑発スタア

にしすがも創造舎へ イデビアン・クルー のダンス公演 【挑発スタア】 を観に行ってきました。

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もともと中学校の体育館だった会場。

両サイドに観客席が設けられ、中央が舞台となっていました。

細長い大きなテーブル・廻りに椅子が数脚置かれていて、メイド服の女性が別の椅子を運んできて… 静かに公演がはじまりました。

 

全部で10人以上のダンサーが出演していたのですが、燕尾服やチャイナドレスや軍服や着物など、皆色とりどりの衣装。

そして、それぞれのキャラクターを生かしたシュールな人間模様が展開されました。

歌謡あり小芝居あり とウィットに富んだ演出には、いつもながら本当に感心してしまいます。

 

今回は観客席から近かったこともあり、ダンスの迫力をより身近に感じることができました。

中でも、井手さんのダンスはもう絶品ですね。

あの体型であのしなやかな動きは反則でしょう。

 

Sozosya01_2

時折笑いを噛みしめながら、約90分間の公演を堪能しました。

やはりイデビアンは間違いないですね。

この雰囲気、もうクセになってしまっています。

 

…と思ったら、何と今回の公演をもって活動休止。

あまりに悲しすぎます…。

 

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2009年6月14日 (日)

プ・レ・ス

静岡芸術劇場へ ピエール・リガル のダンス公演 【プ・レ・ス】 を観に行ってきました。

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SPAC主催【Shizuoka春の芸術祭2009】の演目の1つで、フランスのコレオグラファーの作品。

どのようなものかと興味をそそられ、チケットをとりました。

  

四方が閉鎖されたこじんまりとした殺風景な空間。

アーム式の照明装置1つとパイプ椅子1脚。

スーツ姿のダンサー1人。

  

無機質で乾いた雰囲気を醸し出すBGM。

機械的にもなり人間的にもなるダンサーの動き。

不気味な轟音と共に徐々に降りてくる天井…。

  

何といっても、このようなシチュエーションの発想に感心してしました。

極度に制限された空間でのダンス。

狭い場所だからこそ可能な動き。

元陸上競技の選手だっただけに、身体能力も凄いですね。

時折、まるで重力を無視したかのような状況には眼が釘付けになりました。

  

Press02

一見、単一的になりそうな舞台設定ですが、照明・BGMなどの演出やダンスの振付が緻密に計算されていて、一時も退屈することがありませんでした。

適度にブラックユーモアが感じられる場面もあり、面白かったです。

  

システムの一部としての生活と本来の人間性との狭間での葛藤… そのようなテーマが見て取れ、とても心に残る舞台でした。

  

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2009年5月25日 (月)

鬼束ちひろ×森山開次

オニ姐 復帰しましたね。

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早速、新曲【X】をWeb上で聴いてみました。

ゴシック・パンク風なスケール感溢れるロックチューン。

歌声も力強さがあってグッドです。

  

これから間髪置かずリリースが続くようで、1ファンとしては嬉しい限りですね。

アルバムも早く出してほしいですし、あとライヴも…。

夏フェスとかに出演してくれればいいのですが。

去年の【ROCK IN JAPAN FES】のステージは、ある意味最高に“ロック”だったと思うので。

  

【X】のPVも、衝撃的でした。

X02

踊っています…。

しかも、ダンサー 森山開次さんと。

  

振付は彼女が考えたとのことで、なかなか“コンテンポラリー”という感じでかっこいいと思います。

コンテンポラリーダンサーとコラボしているミュージックビデオは幾つかありますが、私としては東京事変の【OSCA】以来のインパクトでした。

  

また、森山さんの舞台も観に行きたいです。

  

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2009年5月 1日 (金)

青ノ鳥

本日、NHK教育テレビの【芸術劇場】で24:17より ミクニヤナイハラプロジェクト の舞台 【青ノ鳥】 が放映されます。

Bird01

  

私は以前、同じく矢内原美邦さん主宰のニブロールのダンス公演を観に行き、そのポップアート的な演出に魅了されました。

今回のはあくまで基本は演劇のようですが、ダンスあり 映像表現あり とのことで、大いに興味をそそられますね。

  

Bird02

とはいえ、私、翌日も朝から出勤ですので、録画しておいて後日見ることにします。

  

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2009年3月15日 (日)

blue Lion

東京芸術劇場へ 白井剛 のダンス公演 【blue Lion】 を観に行ってきました。

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【フェスティバル/トーキョー09春】のプログラムの1つで、音楽とダンスのコラボレーション作品です。

  

白井剛さんの舞台は、以前【THECO-ザコ】で音楽とダンスの“融合”を目の当たりにしましたが、今回のもそうでしたね。

  

砂のような粒子を敷き詰め、“砂漠”に見立てたフロア。

背面は一面スクリーン。

舞台サイドには積み上げた木製のベンチと木のブロック棒が複数。

2人のダンサーと、4人の演奏者。

  

生演奏のBGMでダンス… かと思いきや、サンプリングされたエレクトロサウンドや無音の場面も結構あり、音楽のジャンルも多様でした。

その時々で舞台の雰囲気ががらっと変わるのが面白かったですね。

演奏者の方々は、演奏に徹するのではなくダンサーと共に動きまわって、舞台を形成していました。

  

今回、白井さんは踊らず演出&振付のみ。

ダンサーの寺田みさこさんと鈴木ユキオさんは、以前公演で観て分かっていましたが、かなりの実力者です。

そして、今回のダンスはとても独特でユニーク。

ぐねぐねぐねぐね と動き、こんなヘンテコな振付がよく思いつくな… と感心してしまいました。

  

背面のスクリーンには様々なモノクロ映像が時折映し出され、またベンチやブロック棒などの小道具がふんだんに使われ、眼を楽しませてくれました。

バラエティに富んだ雰囲気のある舞台だったと思います。

  

またいつか、次は白井さんが踊る姿を観てみたいですね。

  

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2009年2月15日 (日)

森山開次作品集

新国立劇場へ 森山開次 のダンス公演 【森山開次作品集】 を観に行ってきました。

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私は毎年2月はほとんど遠出をしません。

道路が凍結する恐れがありますし、花粉も飛んでいるので…。

ですが、“驚異のダンサー”と呼ばれる森山さんの舞台を1度ナマで観てみたかったので、チケットをとりました。

  

今回の公演は、日本の舞台芸術“能”の世界をテーマに、3つの演目で構成されていました。

  

  • 【OKINA】

天井中央に光の粒を凝縮した氷柱のようなオブジェを配したシンプルな舞台。

不規則なノイズ音のようなBGM。

ダンサーは、森山さんと能楽師・津村禮次郎さん。

2人の動きは対照的で、まるで森山さんが獣で、津村さんがそれを操ろうとする動物使いのよう。

静謐さと緊張感に満ちていました。

  

  • 【弱法師 花想観】

BGMはフルートによる生演奏。

能管・尺八などの和楽器を連想させるメロディーを紡ぎ出します。

森山さん・加賀谷香さん・津村さんによるダンス。

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森山さん演じる“弱法師”と加賀谷さん演じる“梅の花の精”との絡みが、艶かしく印象的。

淡い情感漂う舞台。

  

  • 【狂ひそうろふ(くるいそうろう)】

客席奥手より、傾奇者のような赤い派手な衣装の森山さんが登場。

せり上がった正方形の板張りの小舞台。

舞台奥には様々な種類の打楽器と1人の奏者。

途中、舞台四方にも4人の黒人の打楽器奏者が配され、激しいアフリカンビートのBGMを刻みます。

ダンスは森山さんの独壇場。

アグレッシヴで迫力満点。

  

  

とにかく見入ってしまいました。

森山さんは引き締まった体・長い手足・長髪で見栄えが良く、独特のオーラがありましたね。

四肢の隅々まで神経が行き届いたしなやかで力強い動作・オリジナリティ溢れるダンスは、素晴らしい の一言です。

  

それに加え、津村さんの能の“謡”や生演奏のBGM・舞台美術・照明など、演出も1級品。

こういう“和”テイストの舞台に今まで触れたことが無かったので、とても新鮮味を感じました。

  

ハイセンス・ハイクオリティな森山さんの公演、是非また観に行きたいです。

  

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2009年1月 3日 (土)

2008年 私的ベスト3

年も明けてしまいましたが、昨年、私が観た・聴いたモノの中でお気に入りベスト3を挙げてみました。

  

  • 映画
  1. 闇の子供たち
  2. 転々
  3. 赤い風船

邦画強し でしたね。

  

  • CDアルバム
  1. colorhythm】 : 矢井田瞳
  2. 私と放電】 : 椎名林檎
  3. Superfly】 : Superfly

昨年は新しいCDをあまり聴くことができませんでした。

音楽とファッションへの興味が薄れたら精神的な老化のはじまり と思っているので、今年はアンテナを拡げ様々な音楽を聴きたいです。

細かいところでは、鬼束の再復活を期待しています。

  

  • ダンス公演
  1. Nameless Hands~人形の家】 : Noism08
  2. 排気口】 : イデビアン・クルー
  3. チビルダ ミチルダ】 : 康本雅子

2007年のときと、ほとんど同じメンツでした。

コンテンポラリーダンスというジャンル自体、世間一般に馴染みが薄く難解 というイメージがあります。

ですが、ここに挙げたモノはダンス観覧初心者でも十分楽しめて、かつ心に残る舞台だったと思います。

  

  

全くの余談ですが、新年早々パソコンが逝ってしまいました…。

  

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2008年12月28日 (日)

Wピースに雪が降る

吉祥寺シアターへ 東京ELECTROCK STAIRS のダンス公演 【Wピースに雪が降る】 を観に行ってきました。

Kenta01

今年のダンス見納めです。

  

コンテンポラリーダンスの公演には『これってダンス?』と思ってしまうモノが結構あるのですが、今回のはとても『ダンス!ダンス!』という感じで気持ちよかったですね。

四方を照明に囲まれた何の変哲も無い舞台上で、男女7人によるダンスが披露されました。

  

ヒップホップダンスがベースになっているのですが、バレエっぽい動きありコミカルな動きあり と様々な要素が取り入れられていました。

キャッチーでアグレッシブな雰囲気が前面に押し出されていて、ダンサーも踊っていて心地良かったのではないでしょうか?

  

Kenta02

中でも主宰のKENTARO!!さんの動きは、1人ズバ抜けていましたね。

まさに“ヒップホップダンサー”という感じで、そのダンステクニックに思わず目が釘付けになりました。

  

BGMや照明の使い方に加え、緩急がよく付けられていた演出のおかげで、かっこよさと静謐さが同居した不思議な雰囲気を感じた舞台でした。

小道具を使わず、体一本で勝負していた潔さも良かったですね。

  

若い方やコンテンポラリーダンスを初めて観る方には、オススメのカンパニーだと思います。

  

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2008年12月14日 (日)

言葉の先

アサヒ・アートスクエアへ 金魚(鈴木ユキオ) のダンス公演 【言葉の先】 を観に行ってきました。

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トヨタコレオグラフィーアワードの大賞を受賞した方の舞台ということで、興味を惹かれチケットをとりました。

  

初っ端に度肝を抜かれました。

ロックの大音響の中、鈴木ユキオさんが舞台奥手より登場し、天井から床近くまでの高さに吊るされた掌大の照明を振り回しながら、右往左往…。

『ひょっとしてパンク系?』と思いました。

  

4人の男女のダンサーでパフォーマンスが行われたのですが、動と静のシーンのギャップが大きかったですね。

荒々しいダンスや縺れ合いのケンカを繰り広げたかと思えば、極端にスローモーな動きで地べたに這い蹲ったり。

演題に“言葉の先”とあるように、言葉では表現できない衝動・制御できない感情 を表しているように感じました。

  

Kingyo02_2

主催の鈴木さんのダンスは、舞踏がベースになっている為か、かなり独創的ですね。

例えると、油が切れ掛かっている野生化したアンドロイドのような…。

綺麗なダンスとは言えませんが、普通の人間としてありえないような動きに目を奪われました。

鍛え上げられた肉体美も見事です。

  

演出面では、照明の使い方が幻想的で美しかったですね。

  

約1時間の公演でしたが、なかなか尖っていました。

一般受けしづらいという印象をもちましたが、ダンス・世界観とも独創的で良いと思います。

  

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2008年11月23日 (日)

Small Island

ZAIMへ ニブロール のダンス公演 【Small Island】 を観に行ってきました。

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会場に着くと、4つの小部屋に、過去の公演の映像や衣装・音楽などの展示スペースが設けられていました。

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そこで、まずエキシビジョンのダンスが30分ほど繰り広げられ、その後メインフロアに移動して本編のダンスが行われました。

こういう型にハマらないパフォーマンスって、何かワクワクさせられますね。

  

メインフロアは何の変哲も無いオフィステナントの1室。

手が届きそうなくらい低い天井。

片隅には革張りの2つのベンチシート・ミニサイズのこたつ・無人で回転するメリーゴーランドが映し出されたテレビモニター。

簡易照明が照らし出す手狭な空間で、7人の男女が踊ります。

  

ピシッと動きが決まるような綺麗なダンスではありません。

まるで子供がふざけてじゃれ合っているような、そんなラフな印象を受けます。

しかし、とてもアグレッシブ。

運動量が豊富で、セリフを喋る場面も多めでした。

  

以前の公演を観たときも思ったのですが、衣装がカラフルでかっこよかったですね。

カジュアルでお洒落。

リアルクローズのファッションショーに出てきそうです。

  

BGMも打込み系のセンスの良さが感じられるモノで、舞台に洗練された雰囲気を醸し出していました。

  

観ていて、ポップでエネルギッシュでどこか切なさを感じさせる舞台でした。

現代の若者の“青春の光と影”というか…。

そういえば、観客もほとんどがお洒落な若い方でしたね。

  

こういう若々しいパワー&感性に溢れたダンスカンパニーって、刺激的で面白いですね。

  

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2008年11月16日 (日)

古楽とストラヴィンスキー

新国立劇場へ 木佐貫邦子×平山素子 のダンス公演 【古楽とストラヴィンスキー】 を観に行ってきました。

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ダンスと音楽のセッションというかたちで、2つのプログラムが上演されました。

  

  

  • 木佐貫邦子 『キャラバン

…魅せられました。

純粋な美しさに。

  

森の木々の木漏れ日を模した照明に照らされたフロア。

長方形のビニール(?)を幾重にも重ね、クジラのお腹のように象られたモノが浮遊する天井。

2本の腕を交差させたような木のオブジェが中央付近に配された舞台。

4人のダンサーが、異国の民謡風の音楽にのせダンスを繰り広げます。

  

ダンサーは、コンドルズの近藤良平さんをはじめ4人とも見事な身体能力を持った方々で、1つ1つの動作におもわず見入ってしまいました。

流れるような豊かな動きの振付も素敵ですね。

  

単純に、ダンスと音楽の綺麗さは、今年観た舞台の中で1番かもしれません。

小道具を使わずシンプルながらも、神秘的で情緒豊かな雰囲気を持った舞台に素直に感動しました。

  

  

  • 平山素子 『春の祭典

Kogaku02

こちらも魅せられました…。

ドラマティックな演出に。

  

一面、桜の花弁が舞い落ちたかのような抽象模様が描かれたフロア。

舞台中央奥で2台のピアノによる生演奏。

ストラヴィンスキーの【春の祭典】が奏でられる中、男性1人・女性1人によるダンスが披露されました。

  

こちらのダンサーは2人とも、パキッパキッとしたダイナミックさを感じさせるダンスがとても良かったと思います。

結構アクロバティックな動きが多くて、その身体能力と緻密な振付の発想に感心しました。

  

終盤、ピアノ演奏の盛上りと共に、突如舞台上で起こった演出には、…心奪われました。

終演後には、会場割れんばかりの拍手と沸き上がる「ブラボー」の歓声。

皆さん、興奮気味でしたね。

  

官能的で、まさに“芸術”という感じの舞台を存分に堪能することができました。

  

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2008年10月10日 (金)

芸術劇場 -コンテンポラリーダンスの現在-

本日22:30からのNHK教育テレビ【芸術劇場】で、イデビアン・クルーBATIK のダンス公演の模様が放映されます。

Ide01

とりあえず、録画予約しました。

  

イデビアン・クルーの【排気口】とBATIKの【SHOKU】。

前者は、以前ブログにも書きましたが8月に生で観ました。

素晴らしい舞台でした。

  

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BATIKも、いつかは観に行こうと思っています。

  

両者とも、とても人気のある気鋭のダンスカンパニーです。

ダンスに関心のある方は、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?

  

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2008年8月24日 (日)

排気口

世田谷パブリックシアターへ イデビアン・クルー のダンス公演 【排気口】 を観に行ってきました。

Haiki01

  

面白い。

イデビアンの公演を観るのは2度目なのですが、その魅力に完全にハマりました。

  

舞台設定は“老舗旅館の和室”をモチーフにしたものだったのですが、舞台美術がかっこ良かったですね。

ほとんど柱とワイヤーのみを巧みに組み込んだモノで、ミニマルで奥行きのある空間が見事に表現されていました。

  

ダンサーは 

Haiki02

こんな感じです。

  

演劇色濃いですね。

それぞれの人間模様がコミカルでシュールなダンス(時に喋り・時に歌唱(井上陽水))によって展開されました。

  

様々な加工されたBGMが流れる中、大きめの舞台のあらゆる場所で別々の動きが繰り広げられます。

目で追うのが結構大変です。

一体、演出家井出茂太さんの頭の中はどうなっているのでしょうかね?

プニョ体型の彼自身の、違う意味で“キレた”ダンスにも思わず吹き出してしまいました。

  

全体的に賑やかな舞台でしたが、決して“お笑い”ではなく、“アート”という印象なんですね。

洗練された雰囲気がありました。

どことなく、ほろ苦さを感じさせるラストがまた良かったですね。

  

終演後、井出さんとゲストダンサー安藤洋子さんとのポストトークも行われました。

座布団に座って、ちゃぶ台でお茶を飲みながらのユルユルさが乙でしたね。

  

ちなみに、今回の公演はNHK教育テレビ【芸術劇場】で10月に放映されるそうです。

  

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2008年8月10日 (日)

珍しいキノコ大図鑑

ル テアトル銀座へ 珍しいキノコ舞踊団 のダンス公演 【珍しいキノコ大図鑑】 を観に行ってきました。

Kinoko01

  

何でしょうコレ…。

まるでオモチャ箱をひっくり返したよう。

独特の“メルヘン+現実”的な世界に引き込まれました。

  

亜熱帯の楽園をイメージしたような舞台上で女性陣によるダンスが展開されたのですが、“可愛い+シュール+組み体操”のような独特の振付。

正直あまりかっこいいとは言えません。

TVでチャン・イーモウの壮大な五輪開会式セレモニーを見た翌日だったので、最初チープな印象を受けたのですが、観ている内に段々と脳が“キノコ胞子”に侵食されていきました…。

    

形はシンプルですがカラフルな衣装、様々なカラフルな小物が使われ、宇宙服やら熊の着ぐるみやらも登場し、とにかく賑やかな雰囲気です。

しかし、BGMに上品で柔らかいポップミュージックが使われていることもあり、決して子供っぽい感じはしないんですね。

踊りながら突如マイク片手に身の上話を喋り出したり、自作の歌を唄ったりとシュールな演出も光っていました。

  

ダンサーは巧い人・そうでない人とバラつきがありましたが、もとよりテクニック云々を語るような舞台ではないですね。

雰囲気を楽しむ舞台です。

ただ、女性ばかりの中に混じって踊っていた男性ダンサー・石川勇太さん。

以前Noismに所属していた方ですが、今はキノコで活動しているんですね。

動きが一際キレていて、楽しそうに踊っている姿が印象的でした。

正直Noismの公演で観た時は、線が細くてあまり目立たない感じだったのですが、キノコの方が彼には向いていると思います。

  

Kinoko02

先週観た舞台【ふたり いて】とは180度違う印象でしたね。

途中20分の休憩時間があったのですが、会場のロビーで唐突にダンスを披露したりと、サービス精神に溢れた楽しい公演でした。

  

とても人気があるカンパニーというのも納得です。

  

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2008年8月 2日 (土)

ふたり いて

8月はダンス三昧です。

まずは第1弾。

吉祥寺シアターへ 山田せつ子寺田みさこ のダンス公演 【ふたり いて】 を観に行ってきました。

Futari01

  

背面の真ん中に奥まった空間がある舞台で、女性ダンサー2人によるセッションが繰り広げられました。

  

山田さんと寺田さんを見るのは今回が初めてだったのですが、2人ともかなりの実力者だというのは動きですぐに分かりました。

山田さんは諸所の動作がしなやかでブレが無く、まるで武術の達人のよう。

静謐なオーラを纏っているような感じですね。

寺田さんはとにかく身体能力が高いです。

何か凶暴な力を体の中に宿しているような印象を受けました。

  

セッションとはいっても2人合わせて踊るわけでもなければ、特に激しいアクションがあるわけでもありません。

時折エレキギターやシンセなどによる単調なメロディーのBGMが流れますが、結構無音状態が続きます。

照明以外は小道具も一切使われません。

ガランとした空間にアイボリー色の作務衣のようなワンピースを着たダンサー2人だけ… これはもう侘び寂びの世界ですね。

あまりにも潔い約80分の舞台でしたが、私には少し高尚すぎたようです。

途中、かなりの睡魔に襲われてしまいました…。

  

Futari02

ただ、何の前触れも無くブラックアウトするエンディングには度肝を抜かれました。

  

今回のはどちらかというと、目の肥えた玄人さん向けの舞台だったと思います。

  

  

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2008年6月22日 (日)

Nameless Hands

静岡県舞台芸術公園へ Noism08 のダンス公演 【Nameless Hands~人形の家】 を観に行ってきました。

Name01

  

若くして平成19年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した金森穣さん率いるNoism。

毎年、静岡で公演を行ってくれる唯一(?)のコンテンポラリーダンスカンパニーです。

ちなみに、全日程前売ソールドアウトということで… 彼らの公演を心待ちにしている方は多いようですね。

  

今回の作品は、金森さん自身が様々なジャンルからお気に入りの音楽を選び出し、それらを元に物語をつくったということで、これまでのNoismの作風とは随分様変わりした印象を受けました。

演劇的なシチュエーションが色濃く、舞台設定は見せ物小屋、ダンサーが扮するのは人形・黒子・小屋の支配人・支配人に想いを寄せる女性。

  

感想は… 『凄い』の一言です。

エキサイティングです。

あえて細かいことは書きません。

舞台芸術に少しでも興味がある方には、彼らの舞台を観賞されることを強くお奨めします。

  

Name02

ダンサーの1人、井関佐和子さんは今秋からミストレスという裏方へ転向されるようですね。

Noismのアイコンともいえる彼女のダンスを見れなくなってしまうのはとても残念ですが、多分私にとって見納めとなる今作、そのあまりに素晴らしいパフォーマンスをしっかりと眼に焼き付けました。

  

余談ですが、Noismの舞台を観終わると、静岡にもレジデンシャルダンスカンパニーって出来ないものか といつも思います。

希望としては、箱はグランシップ・芸術監督は康本雅子さんで。

…無茶な話ですが。

  

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2008年3月16日 (日)

チビルダ ミチルダ

アサヒ・アートスクエアへ 康本雅子 のダンス公演 【チビルダ ミチルダ】 を観に行ってきました。

Chibiruda01

楽しかったです。

摩訶不思議でポップな空間に引き込まれました。

  

楕円形のフローリングの床、背面の両脇にシーサー(?)を模った型紙のオブジェが置かれた舞台。

おもむろに脇のほうから、康本さんが代車の付いた小鹿(?)のソフビ人形を引っ張りながら現れて、会場が“康本ワールド”に包まれはじめました。

  

基本的に今回の舞台は、康本さんが選曲したお気に入りの音楽に合わせてダンスを披露するという形で、ハウスや映画音楽、民族音楽っぽいものなど様々なBGMが流れる中、全部で6人の男女が踊ったのですが… いちいちその振付がヘンテコなんです。

言葉ではうまく表現できないのですが、そのヘンテコさ加減が絶妙で、何となく可愛いく、かっこ良く見えてしまうんですね。

小物においても、ウサギの耳の付いた被り物・狐のお面・油揚げ・ちゃぶ台・ミニサイズの金屏風などヘンテコなものが使われ、そのセンスのあまりの独特ぶりに感心してしまいました。

  

個々それぞれのダンサーは普段は他のカンパニーで踊っている方々で、観ていて処々の動きにハイレベルさを感じましたが、中でもやはり康本さんのダンスは一際素晴らしかったです。

キレがあってしなやかで、独特の雰囲気を持っていて、観る人を強く惹きつける力がありますね。

小顔で美形で体のラインがとても綺麗な方なのですが、ヘンテコな動きをしたり不細工な表情をしたり… そのあたりのギャップも彼女の魅力の1つかと感じました。

  

約70分の公演でしたが、片時も飽きさせることがなかった演出力も見事だと思います。

とにかく難しいことを考えずに、存分に堪能することができました。

また公演があったら、是非観に行きたいですね。

  

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余談ですが、今回の会場となった建物の炎のオブジェ、どうしても ウ●● に見えてしまうのは… 私だけ?

  

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2008年1月13日 (日)

HIGH KICKS

焼津市文化センターへ コンドルズ のダンス公演 【HIGH KICKS】 を観に行ってきました。

Kicks01_2

静岡県内でコンドルズの舞台が観れるなんて …感激です。

メンバーの勝山康晴さんが地元藤枝市の出身なんですね。

タイトルに“凱旋記念公演”と銘打たれていました。

  

コンドルズの舞台を観ると、何か元気が沸いてきますね。

今回もはじめから終わりまでハイテンションで、思い切り笑わせてもらいました。

いつもながらのスピーディなダンスとおバカなコントの組み合わせなのですが、垂幕や照明・BGMの使い方がとても工夫されていて、多彩な演出の手法に改めて感心させられます。

“スーパー田子重”など、ご当地ネタもしっかり含まれていて楽しかったです。

  

ダンスシーンではついつい近藤良平さんを目で追ってしまいました。

やはり群舞の中でも動きが一際シャープで、とてもかっこ良かったです。

  

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カーテンコールでメンバーが藤枝東高校サッカー部のユニフォームを着て登場し、客席を大いに沸かしてくれました。

勝山さんも藤枝東高出身なんですね。

県内でも有数の進学校なので、彼のキャラからして少し意外でした。

その後のアフタートークと映像で勝山さんの学生時代の片想いが暴露され、また笑ってしまいました。

  

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2008年1月 5日 (土)

トップランナー -康本雅子-

本日23時からのNHKのトップランナーに康本雅子さんが出演します。

Yasu01

早速、録画予約しました。

この時間には、のだめスペシャルを見ていると思いますので…。

  

康本さんはコンテンポラリーダンス界ではかなり著名な方で、自身の舞台のみならずミュージシャンのPVや演劇の舞台への振付・出演、雑誌やファッションショーのモデルなど多方面に活躍している方です。

私は1年くらい前にWOWOWで放映された番組で彼女のことを知ったのですが、ポップでアヴァンギャルドな色香をビンビン感じました。

いつか、機会があったら是非生で舞台を観てみたいと思っていました。

  

Chibiruda01

ということで、予約しました。

3月の公演。

スケジュール的に結構厳しいのですが、自身の誘惑に勝てなかったので。

  

とりあえず明日、録画を見るのが楽しみです。

 

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2007年12月30日 (日)

2007年 私的ベスト3

今年1年を振り返り、私が観た・聴いたモノの中でお気に入りベスト3を挙げてみました。

  

  • 映画
  1. それでもボクはやってない 
  2. ミリキタニの猫 
  3. 善き人のためのソナタ 

  

  • CDアルバム
  1. イッキー・サンプ】 : ザ・ホワイト・ストライプス 
  2. 生命力】 : チャットモンチー 
  3. a musical biography~】 : 小島麻由美 

  

  • ダンス公演
  1. PLAY 2 PLAY -干渉する次元】 : Noism07 
  2. 政治的】 : イデビアン・クルー 
  3. GEEEEEK】 : BABY-Q 

  

来年も様々なアートやエンターテイメントに触れ、新しい発見をしたいと思っています。

  

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2007年12月16日 (日)

true / 本当のこと

横浜赤レンガ倉庫へ 白井剛×川口隆夫×藤本隆行 のダンス公演 【true / 本当のこと】 を観に行ってきました。

True01

音と光と映像とダンスのコラボレーションによるパフォーマンスが行われました。

   

かっこいい…。

何かとても近未来チックですね。

真っ白な床、背景は一面スクリーン、両サイドに鉄パイプで組まれた足場と照明、天井には円形に配置された照明、斜めに置かれた大きめのテーブルと様々な食器類。

どこか無機質さを感じさせる舞台で、2人のダンサーがエレクトリカルな音や光に随時反応するように動きます。

背景には英単語やメッセージや抽象的なモノグラムなどの映像が飛び交い、幾何学的な雰囲気に拍車をかけます。

True02

この舞台装置を考案した方は凄いですね。

いかにも現代アート感満載で、まるでデジスタに出てくる体験型アート作品のようでした。

    

白井剛さんのパントマイム風なクネクネダンスと川口隆夫さんの優雅で柔らかいダンスも良かったです。

いわゆるダンス的な動きは全体を通して少なめでしたが、様々な小物が使われ、観ていて楽しめました。

  

True03_3

とにかく、ハッとさせられるようなたくさんの仕掛けが施され、幻想的で清潔さを感じさせる舞台でした。

こういう刺激的で洗練されたコラボっていいですね。

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2007年11月25日 (日)

「踊りに行くぜ!!」vol.8

青葉シンボルロードへ JCDN のダンス巡回公演 【「踊りに行くぜ!!」vol.8 静岡公演】 を観に行ってきました。

Ikuze02

静岡でコンテンポラリーダンスを観ることができる数少ない機会の1つで、今年で3回目の開催となります。

これまでは屋内の舞台が会場だったのですが、今回はストリートフェスティバル終了後の路上と市役所庁舎のロビーで行われました。

運営費が不足していたのでしょうか…。

    

全部で5組のダンサーが各々の作品を披露しました。

   

  • 山口佳子 【おざぶぅ】

座布団と共にどこからともなく現れ、座布団の上でゆっくりと踊り戯れ、座布団と共にどこかへ去っていく…。

まったりとした心地良い空気を感じさせました。

衣装がカラフルで可愛かったです。

    

  • Abe "M" ARIA 【―――】

最初から最後までオーバードライブ状態…あっけにとられました。

ビデオの3倍速のように激しく踊りまくり、観客を巻き込んで暴走。

パンク魂炸裂していました。

あまり若くはない方だと思いますが、体のラインの綺麗さと身体能力の高さは驚異的です。

   

  • 村上和司 【RED MAN 2007】

マッチョな体に水泳パンツ一丁で黒ネコのタンゴに合わせて踊るなど、シュールな雰囲気を醸し出していました。

寒空の下ペットボトルの水を頭からかぶるのを見て、『若いっていいなあ…』と思いました。

   

  • 赤丸急上昇 【日々是好日】

ここから会場が市役所庁舎ロビーに移りました。

滑稽なお面や自転車などの小物が使われ、中々凝った感じの舞台でした。

日常的な風景に潜む非日常的なモノを表現しているのでしょうか、何とも不思議な印象を受けました。

     

  • 山崎広太 【イルカ狂】

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別格。

はじめからただならぬオーラを感じました。

その立ち振る舞い・しなやかな動作は、まさに達人の領域…凄いです。

緊張感とユーモアを融合した舞台にすっかり魅了されました。

    

今年の公演はぶっ飛んでいて、とても良かったと思います。

寒い中観に行った甲斐がありました。

来年の公演も期待しています。

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2007年11月 4日 (日)

GEEEEEK

森下スタジオへ BABY-Q のダンス公演 【GEEEEEK】 を観に行ってきました。

Geeeee01

…妖しい。

…怖い。

観はじめて10分くらいして、正直『失敗したかも…』と思ってしまいました。

   

全体に黒い垂れ幕と片隅に赤い垂れ幕に覆われた背景、4つのシャンデリアが吊るされた舞台で、10名程の男女が何ともアクが強いダンスを繰り広げます。

DVやSMなどの暴力的・性的なものを連想させる動きが多く、とにかく強烈でした。

背景に時折映し出される不気味なモノクロ映像と、ノイズのような不快な電子音のBGMが、観ている人の不安感を煽り立てます。

これは、小さな子供には見せられません。

トラウマになると思います。

ただ、人間不思議なもので、観ている内にそうした雰囲気にも慣れてきて、もっと刺激が強い展開を期待してしまうのですね。

それに、これだけパンキッシュな世界が貫かれていると、逆に清々しささえ感じます。

    

中でも映像とダンスのセッションは絶妙でした。

センスの良さ・タイミングともに、私が今まで観た舞台の中では一番かも。

Geeeeek02

そして、振付家でもある東野祥子さんのソロダンス。

いわゆるかっこいいダンスではないのですが、パントマイム風の緩急自在のしなやかな動き…見事です。

   

決して一般受けする舞台ではないと思います。

空席が目立ったのも何となく頷ける気が…。

でもそんなの関係ねえ という感じで、これからもアンダーグラウンドな作品を創り続けてほしいですね。

そういう“ロック魂”を持っている人を、私は心から尊敬します。

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2007年10月 8日 (月)

EXCHANGE

シアターイワトへ 指輪ホテル の公演 【EXCHANGE】 を観に行ってきました。

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指輪ホテルというカンパニー自体は、どちらかというと演劇のジャンルに分類されるのでしょうか?

私は演劇にはあまり興味が無いのですが、今回はカンパニー主宰の羊屋白玉さんに加え、男性1人・女性1人のゲストダンサーが出演するということで、ダンスが観たくて行くことにしました。

     

前回のコンドルズの公演とはうって変わって、今回の会場はとても小さな劇場でした。

コンクリートが剥き出したような壁の殺風景な舞台。

片隅には1台のキーボード。

女性2人・男性1人による何とも摩訶不思議なパフォーマンスが披露されました。

キーボードの演奏に合わせて、歌ったり踊ったり… 

壁には時折、映写機でメッセージやモノクロ映像が映し出されたり… 

妙にリアルな鳥の着ぐるみや、虎(?)の下半身のみの着ぐるみを身に付けて、踊ったり戯れたり… 

なかなか難解な舞台でしたが、観ていて気分がまったりしたり、不安になったり、高揚したりと、妙な感覚に陥りました。  

ただ2人のゲストダンサーは、コンテンポラリーダンスの世界では結構名が通っている方々らしく、一つ一つの動きが繊細且つしなやかで、引き締まった体も美しく、とても良かったと思います。

Exhange02

ダンスを観るのが目的だったのですが、舞台のクライマックスで羊屋白玉さんの“語り”が強烈に印象に残りました。

心に訴えかけるような切ない声・言葉の響き…いいです。

   

太ももまであらわにして素足で踊ったり、「オッ○イがころころ痛い」と叫んだりと、全体を通してエロティシズムな空気を感じさせる舞台でした。

クライマックスで、女性ダンサーがトップレスで激しい踊りを披露したときには…ドキドキしてしまいました。

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2007年9月23日 (日)

沈黙の夏

シアターアプルへ コンドルズ のダンス公演 【Summer Time Blues ~沈黙の夏~】 を観に行ってきました。

Condors

会場に入ると、キャパがかなり大きく、観客のほとんどが若い人達で占められていて、さながら人気歌手のコンサートのような雰囲気がありました。

Condors01

会場のロビー入口には、贈花が飾られていました。

DVDやCD・写真集・Tシャツなど、グッズ売り場の商品も充実しています。

さすがに超メジャーカンパニーの公演とあって、他のダンスカンパニーには見られない華々しさが感じられました。

    

コンドルズの公演は、以前TVで2回観たのですが、生で観るのは今回が初めてでした。

…濃いです。

そして熱いです。

コントあり生演奏あり映像あり…そしてダンス。

コンテンポラリーダンスという枠組など超越した、おなじみの“コンドルズワールド”が披露されました。

次から次へ繰り出されるナンセンスギャグに、会場はまさに爆笑の渦。

観客を一時も飽きさせない演出力は、見事と言うしかありません。

     

Condors02

さんざん笑わせて最後にきっちり締める…お決まりのパターンと分かっているのですが、最後のダンスシーンではちょっと感動してしまいました。

ロックのBGMにのって披露されるスピーディな学ランダンスは、やっぱり迫力がありました。

特に近藤良平さんのソロの踊りは、息を呑むほど美しく、かっこよかったです。

    

頭の中をからっぽにして楽しむことができた2時間でした。

くだらないけれど、かっこいい…このギャップが好きな人にはたまらないでしょうね。

コンドルズの舞台は中毒性がある と、生で観て改めて感じました。

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2007年9月16日 (日)

政治的

吉祥寺シアターへ イデビアン・クルー のダンス公演 【政治的】 を観に行ってきました。

Seiziteki

東京事変の 【OSCA】 のPV で、このカンパニーのメンバーがダンスを披露していますが、それとはまた随分違った雰囲気の舞台でした。

一言で感想を言いますと、すごく面白かったです。

舞台中央が区切られて、2つのオフィスフロアに見立てたステージで、サラリーマンとOLの格好をした12人の男女が、入れ替わり立ち代りダンスを披露します。

次から次へと繰り出される動きは、コミカルなのですがどこか洗練されていて、左右のステージで別々にダンスが進行するので目が離せません。

ハウス・テクノ調(?)のBGMも、舞台全体を通じて醸し出されるシュールな雰囲気に拍車をかけていて、良かったと思います。

  

また演劇的な要素も強く、舞台の中盤あたりで小芝居がはじまり、歌謡ショーまで披露される始末。

この歌が妙に上手なんです。

あまりにシュールでおバカな演出に、思わず笑ってしまいました。

   

Political

この世界観をつくり上げた演出・振付家は、正直すごい人だと思います。

かなりエンターテイメント色が強い舞台でした。

私が今まで観た公演の中では、Noism の対極にあるカンパニーだと感じます。

次の公演も是非観に行きたいですね。

     

次回はいよいよ コンドルズ です。

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2007年9月 8日 (土)

Moments '07

横浜赤レンガ倉庫へ Dance Theatre LUDENS のダンス公演 【Moments '07】 を観に行ってきました。

Moments01_2

会場に入ると、舞台の背後には幾つかの流木に見立てたような木の枝とズタ袋 、床には無数の空き缶が置いてあり、『こんなところで踊れるの?』と思ったのですが、やがて舞台が始まると、まず寝ている空き缶を1人の女性が床に立てていき、もう1人の女性がそれを次々蹴飛ばし、さらにもう1人の女性がそれをズタ袋に入れていく…といった感じで、空き缶は早々に取り除かれてしまいました。

全部で5人の女性ダンサーが踊ったのですが、全体を通して床に寝転んだり這いつくばったりする動作が多く、タイトルが“時”を謳っていることもあり、移り往く時代の中で取り残されないようもがき苦しんでいる様を表現しているような感じを受けました。

クラシック音楽やノイズのような音など様々なBGMが流れたのですが、結構無音状態で踊るシーンが多かったです。

空き缶・砂・ほうき・流木など小道具が頻繁に使われ、それらを取り入れた動作が滑稽なのか幻想的なのかどちらともつかない不可思議な印象を与えます。

Moments02

私としては、1人の女性が砂が入った空き缶で曲線を描き、それをなぞりながら床で踊るシーンと、5人全員で突然ハイテンションにおバカ踊りを披露するシーンが、特に印象に残りました。

     

ちなみに、今月はダンス鑑賞三昧の予定です。

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2007年8月 4日 (土)

THECO-ザコ

シアタートラムへ 白井 剛 のダンス公演 【THECO-ザコ】 を観に行ってきました。

Theco01

7人のバンドメンバーによる生演奏と、1人のダンサーによるパフォーマンスが繰り広げられました。

音楽とダンスのコラボレーション…というか、これはもう“融合”ですね。

単に、音楽が演奏される中メロディーにのってダンスをするというのではなく、演奏者もダンサーと共にパフォーマンスに参加し、演奏するという行為自体がまさにダンスの一部となっているように感じました。

生音の中でのダンスを観ること自体初めてだったのですが、あまりに突拍子もない振り付けに驚かされました。

    

Theco02_2

またダンサー自体も素晴らしかったです。

軽量級のボクサーのように引き締まった体のみならず、顔の表情も豊かに、時に繊細に時にハチャメチャに、ダンスを繰り出します。

特に、ゆっくりとくねくねと動くダンスを観て、人間の体ってこんなに自在に動くものなのか と感心してしまいました。

   

シュールで骨太でキレていて、なかなか面白い舞台でした。

この人の公演は、是非また観に行きたいですね。

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2007年7月29日 (日)

なんという寛容な肉

こまばアゴラ劇場へ 黒沢美香&ダンサーズ のダンス公演 【なんという寛容な肉 ~ダンス☆ショー“夏の踊り”~】 を観に行ってきました。

Dancers

タイトルが何かすごい感じですが…別に太っている人達が踊っているわけではありませんでした。

ダンサーは全部で30人くらいいたのでしょうか。

老若男女様々な人達が、入れ替わり立ち代り、踊るのです。

ハワイアンや懐かしの映画音楽などのBGMが次々と流れ、曲が変わると共にダンスの雰囲気も変わる…その繰り返しでした。

ダンサー達は訓練を受けているだけあって、一応形にはなっていましたが、巧い人・そうでない人が見ていて分かり、動きがきっちり揃っているとはあまり言えません。

衣装も普段練習で着ているような服で、皆バラバラ、統一感がありません。

まるで、学生の発表会のよう…そう、この作品には型にはめこんだ小難しいコンセプトなど無いのでしょう。

洗練されたかっこいいダンスではなく、不揃いでどこか泥臭く血の通ったダンス…純粋なダンスとはそういうものでは?

そういうことを謳っていると私は理解しました。

全体を通してコミカルな動きが多かったのですが、要所要所できっちりとした動きが入り、緩急をうまくつけ飽きさせなかったのは流石だと感じました。

Gekizyo_2

ただ、会場がいかにも下町の小劇場といった感じで、ベンチのような硬い座席に寿司詰め状態で座らされ、腰がすごく痛くなりました…。

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2007年6月10日 (日)

踊りん坊侍

光が丘IMAホールへ ダンス公演 【IMA旬ダンスvol.1 -踊りん坊侍-】 を観に行ってきました。

Odorinnboh

4人の振付家によるそれぞれのダンスカンパニーの公演が行われました。

    

  • まことクラヴ 【ズレと我】

背番号の入ったジャージをきた男女が、椅子などを使いながらダンスを展開します。

放課後の部活動のようなとぼけた雰囲気がありつつも、結構アクロバティックな動きもあって楽しめました。

   

  • UESHIMA theater 【中心感覚 ..】

パジャマ姿の男性を中心に男女が踊るのですが、眠りと覚醒の狭間を表現しているのでしょうか、不思議な感じを受けました。

ダンサーそれぞれの身体能力はかなり高いと思います。

特に振付家でもあるパジャマの男性のパントマイム風のダンスがとても良かったです。

    

  • APE 【C】

ダンススタジオのリハーサルのような舞台で、8人の男女が交わりながらダンスを展開します。

男女の営みを連想させるようなシーンがあり、ちょっとドキッとしました。

何となく学生時代の青春恋愛劇のような印象を受けました。

     

  • 中村隆彦&チャーハン 【みんな何処へ・・・行進曲

Cyahan

大勢の黒い服を着た老若男女が、マーチングサウンドにのってコミカルな踊り(行進?)を披露しました。

とにかくハイテンションで、何となくコンドルズのダンスのような雰囲気を感じました。

   

なかなか見応えがある公演で面白かったです。

私としては、まことクラヴの作品が個性的な味があって、一番良かったと感じました。

Ima

どしゃ降りの雨の中、往復7時間かけてドライブした甲斐はありました。

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2007年5月 5日 (土)

PLAY 2 PLAY

静岡芸術劇場へ Noism07 のダンス公演 【PLAY 2 PLAY -干渉する次元】 を観に行ってきました。

Play201_1

Noismは私がコンテンポラリーダンスにハマるきっかけとなったカンパニーです。

もともとは数年前、【トーク・トゥ・ハー】 という映画の中のピナ・バウシュのダンスシーンを観て、コンテンポラリーダンスに興味を持ちはじめたのですが、一昨年、Noismの 【NINA -物質化する生け贄】 という公演を観に行って、その圧倒的な世界観にすっかり魅了されたのでした。

Nina

      

で、今回の舞台も期待して行ったのですが…予想以上に素晴らしいものでした。

私は特別芸術に詳しい訳でもなく、感性が優れている訳でもないので、ダンス表現がどのような意味を含んでいるのかということは分かりません。

しかしそんな私からみても、照明・音楽・衣装・ダンス・ダンサー 全てが一分の隙も無いというか、とにかくハイクオリティなのです。

男5人・女4人のダンサーが、特殊な鏡面パネルをはさんで絡み合いつつ踊り、幻想的で緊張感あふれる世界を創り出します。 

一見シンプルな舞台なのですが、メリハリのある演出と様々な趣向が凝らしてあって、決して飽きさせることはありません。

演出家の才能に本当に感心します。

Play202

そして何よりダンサーが素晴らしい。

普段から相当の鍛錬を積んでいるのでしょう。

均整のとれた引き締まった体、手の指先から足の指先まで繊細で力強くしなやかなダンスは観ていてウットリしてしまいます。

特に後半の女性ダンサーがソロで踊る場面は、鳥肌が立つほどの美しさでした。

このような一級品の舞台芸術が3000円で観れるなんて…はっきり言って安いと思います。

Gekizyo_1

すごく得した気分と余韻を残しながら帰路につきました。

これだから舞台鑑賞はやめられません。

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2007年4月 7日 (土)

DDD

雑誌 DDD(ダンスダンスダンス) を買ってきました。

Ddd

隔月で発売されるダンス総合情報誌です。

コンテンポラリーダンスに関する情報を得ることができる唯一(?)の貴重な雑誌でもあります。

ゴルフの購入をきっかけに、これからは少々遠出をしてダンス公演を観に行こう、と思っていたので前号から買うことにしました。

前の車のS-MXのときは、観たい公演があっても、長時間運転してまで行こうという意欲が湧きませんでした。

何せ乗り心地が悪かったので…。

私にとって、DDDの巻末に掲載されている公演日程一覧と、JCDNのWebが、観に行く公演を選ぶ上で重要な情報源です。

これからは、一ヶ月に一回を目安に、公演を観に行こうと思っています。

…とは意気込んだものの、今のところ4月はこれといった公演がありません…。

ローザスとか観てみたいと思うのですが、さすがに埼玉や滋賀までは遠すぎて、行くことはできません。

Dote

ロングドライブは今月はお預けになりそうです。

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2007年3月 4日 (日)

no direction。

パナソニックセンター東京へ ニブロール のダンス公演 【no direction。】 を観に行ってきました。

Nodirect

コンテンポラリーダンスを生で観るのは通算7回目、今年になってからは初めてです。

ニブロールの公演も初めて観ました。

数人の男女がとにかくよく走りまわり、こまかく動きまわります。

所々でセリフや叫び声を発し、結構演劇的な要素を感じました。

常にテクノやロック・ノイズともつかないようなBGMが流れる中、背景には幾何学的なCG、自然をモチーフとしたCGやパンダの写真などの映像が映し出され、思わず目を奪われてしまいます。

ダンサーの衣装がとても可愛く鮮やかで、まるでファッションショーを観ている感覚におちいりました。

後から知ったのですが、このカンパニーでは独自のファッションブランドも立ち上げているようで、なるほど納得です。

Nibroll

一見全体的に乱雑な感じを受けますが、これらの要素をすべて計算して振り付けをし、舞台を創りあげるのはすごいことだと思います。

21世紀のパフォーマンス・ポップアートここにあり、といった感じでしょうか。

非日常的で刺激的な世界にどっぷりつかった約80分でした。

     

Ariake

有明まで往復6時間、それでもゴルフでの高速走行は快適でした。

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