2009年12月27日 (日)

2009年 私的ベスト3

今年1年を振り返り、私が観た・聴いたモノの中でお気に入りベスト3を挙げてみました。

 

 

  • 映画
  1. スラムドッグ$ミリオネア
  2. グラン・トリノ
  3. K-20 怪人二十面相・伝

今年はあまり映画館に足を運べませんでした。

もっとミニシアター系の作品を観たかったですね。

 

  • CDアルバム
  1. EGO-WRAPPIN’AND THE GOSSIP OF JAXX】:EGO-WRAPPIN’AND THE GOSSIP OF JAXX
  2. 告白】:チャットモンチー
  3. Music is the key】:UNCHAIN

正直、1位は別格です。

エゴの最高傑作ではないでしょうか?

 

  • ダンス公演
  1. Nameless Poison‐黒衣の僧】:Noism1
  2. Life Casting -型取られる生命-】:平山素子
  3. 挑発スタア】:イデビアン・クルー

もっと色々なカンパニー・ダンサーの公演に行きたいのですが、なかなかスケジュールが折り合わず。

田舎住まいにはつらいところです…。

 

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2009年12月20日 (日)

Nameless Poison‐黒衣の僧

静岡芸術劇場へ Noism1 のダンス公演 【Nameless Poison‐黒衣の僧】 を観に行ってきました。

Poison01

 

毎回楽しみにしているNoismの静岡公演。

今作品は、チェーホフの小説からインスパイアしたとのことで、前作【Nameless Hands-人形の家】と同様に演劇色が濃いものとなっていました。

Poison02

ダンサー個々に役名が設定されていました。

バレエミストレスとなった井関佐和子さんは、もうNoismの舞台では踊らないと思っていたので、今回出演していて嬉しかったです。

 

前作ではロマンチシズムを感じさせる内容でしたが、今作はタイトルにもある通り、人間の“毒気”のようなものを感じました。

お互い分かり合うことのできない人間の性 というか。

 

BGMはクラシック音楽のみ、また無音状態で踊る場面が結構多かったです。

 

小道具として大きな“壁”が使われていて、メッセージやダンサーの映像が投影されたり、ダンサーがへばりついたりと、作品の大きなポイントとなっていました。

 

ダンスはいつもにも増して力強くて時に荒々しく、感情の起伏の激しさが表現されていて、目を奪われ続けました。

どのダンサーも、体・動き共によく鍛錬されていて、素晴らしかったです。

また、それぞれ衣装がとても色鮮やかだったのも印象的でした。

 

洗練されたハイレベルな演出で、70分間、掌に汗をかきながら固唾を呑んで見続けてしまいました。

毎回、作品ごとにがらっと趣向を変えてきて、観客の心を掴む金森穣さん。

さすがです。

 

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2009年12月13日 (日)

踊りに行くぜ!! Vol.10

清水文化センターへ JCDN 主催のダンス公演 【踊りに行くぜ!! vol.10 静岡公演】 を観に行ってきました。

Dance1001

毎年全国各地で催されるダンス巡回公演。

静岡で開催されるのは4回目で、私は毎回観に行ったことになります。

今年は近藤良平さんが出演するということで、楽しみにしていました。

 

4組の出演者がそれぞれの作品を披露しました。

 

 

  • ワークショップ参加者(構成・演出/近藤良平) 【LOOBY MY LOVE】

会場1階ロビーにて、17名のダンス素人の方々が近藤さんの演出の下、ダンスを披露しました。

ダンスの上手下手はともかく、皆さんとても楽しそうに踊っている姿が印象的でした。

近藤さんの演出手法はさすがですね。

時に自虐的で賑々しく、ロックのBGMなどコンドルズに通じるモノがありました。

 

  • 中島由美子 【経路】

会場2階のギャラリーが舞台。

大量のアルミ缶を詰めたビニール袋を持って登場し、次々と缶をブン投げます。

前の作品の楽しげな余韻を切り裂くような戦慄の空気。

ダンスを始めたのは近年のようですが、かなり踊れる という印象を持ちました。

人生における負の感情体験を表現したような演出。

グッときました。

 

  • 大橋可也&ダンサーズ 【Black Dog】

会場中ホールに移動すると、客席通路にダンサーの男女2人が折り重なって寝転んでいて、ギョっとしました。

舞台中央に2台のビデオカメラが設置されていて、2人がその前でパフォーマンスすると、背面のスクリーンに分割された映像が投影されるという演出。

ダンス的な動きはほとんどありませんでしたが、表情やしぐさで男女間の埋められることのない溝の深さを表現。

美しくも痛みを感じさせる作品でした。

 

  • 近藤良平 【うずまき馬とろくでなし】

馬の被りものを被って登場。

まさに“近藤ワールド”全開。

さまざまな小道具を使い、観客をいじり倒します。

理屈抜きでとにかく面白く、かっこいい。

堪能しました。

 

 

全作品終了後のアフタートークも面白かったです。

また来年も、静岡で開催されるのを楽しみにしています。

 

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2009年11月 8日 (日)

Life Casting -型取られる生命-

新国立劇場へ 平山素子 のダンス公演 【Life Casting -型取られる生命-】 を観に行ってきました。

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平山さんの舞台を観るのは今回が2回目です。

前回観た公演での美しさが印象に残っていたので、チケットを取りました。

 

今回は2つのプログラムが上演されました。

 

 

  • 【un/sleepless】

7人の男女によって、ダンスが展開されました。

 

ミニマルな衣装・BGM・舞台美術。

ですが、次々と繰り出されるアクロバティックな動きに目を見張ってしまいます。

クラシックバレエをベースにしたダンスで、優雅でいて力強い。

 

時折、舞台奥のスクリーンにダンサーの映像が投影され、実際に踊っているダンサーとリンクします。

 

男女が頻繁に絡み合って、艶っぽい雰囲気が感じられました。

 

 

  • 【Twin Rain】

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平山さんの独舞。

 

舞台上には、彼女を象ったクリスタル調の彫像。

ギリシャ神話の女神のような格好で、彼女自身も全く同じ衣装です。

 

おそらく彼女は踊りの女神(?)で、永い間彫像の中に魂を封印されていたのでしょう。

封印が解けたものの、ずっと閉じ込められていた為思うように体を動かせません。

スローモーでギクシャクとした動きがしばらく続きました。

 

そして体の感覚が戻ったとき、感情がほとばしるようなダンスを披露します。

愛らしく美しい… ただただ見とれてしまいました。

 

やがて彼女は、光溢れる神々の世界へと却っていきます。

このまま終わり… かと思っていたら、最後の最後に度肝を抜かれました…。

 

 

神秘的でとても美しい舞台でした。

クラシックバレエが好きな方にも受け入れてもらえそうな、上品な雰囲気がありますね。

平山さんの舞台、また観てみたいです。

 

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2009年8月23日 (日)

挑発スタア

にしすがも創造舎へ イデビアン・クルー のダンス公演 【挑発スタア】 を観に行ってきました。

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もともと中学校の体育館だった会場。

両サイドに観客席が設けられ、中央が舞台となっていました。

細長い大きなテーブル・廻りに椅子が数脚置かれていて、メイド服の女性が別の椅子を運んできて… 静かに公演がはじまりました。

 

全部で10人以上のダンサーが出演していたのですが、燕尾服やチャイナドレスや軍服や着物など、皆色とりどりの衣装。

そして、それぞれのキャラクターを生かしたシュールな人間模様が展開されました。

歌謡あり小芝居あり とウィットに富んだ演出には、いつもながら本当に感心してしまいます。

 

今回は観客席から近かったこともあり、ダンスの迫力をより身近に感じることができました。

中でも、井手さんのダンスはもう絶品ですね。

あの体型であのしなやかな動きは反則でしょう。

 

Sozosya01_2

時折笑いを噛みしめながら、約90分間の公演を堪能しました。

やはりイデビアンは間違いないですね。

この雰囲気、もうクセになってしまっています。

 

…と思ったら、何と今回の公演をもって活動休止。

あまりに悲しすぎます…。

 

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2009年6月14日 (日)

プ・レ・ス

静岡芸術劇場へ ピエール・リガル のダンス公演 【プ・レ・ス】 を観に行ってきました。

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SPAC主催【Shizuoka春の芸術祭2009】の演目の1つで、フランスのコレオグラファーの作品。

どのようなものかと興味をそそられ、チケットをとりました。

  

四方が閉鎖されたこじんまりとした殺風景な空間。

アーム式の照明装置1つとパイプ椅子1脚。

スーツ姿のダンサー1人。

  

無機質で乾いた雰囲気を醸し出すBGM。

機械的にもなり人間的にもなるダンサーの動き。

不気味な轟音と共に徐々に降りてくる天井…。

  

何といっても、このようなシチュエーションの発想に感心してしました。

極度に制限された空間でのダンス。

狭い場所だからこそ可能な動き。

元陸上競技の選手だっただけに、身体能力も凄いですね。

時折、まるで重力を無視したかのような状況には眼が釘付けになりました。

  

Press02

一見、単一的になりそうな舞台設定ですが、照明・BGMなどの演出やダンスの振付が緻密に計算されていて、一時も退屈することがありませんでした。

適度にブラックユーモアが感じられる場面もあり、面白かったです。

  

システムの一部としての生活と本来の人間性との狭間での葛藤… そのようなテーマが見て取れ、とても心に残る舞台でした。

  

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2009年5月25日 (月)

鬼束ちひろ×森山開次

オニ姐 復帰しましたね。

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早速、新曲【X】をWeb上で聴いてみました。

ゴシック・パンク風なスケール感溢れるロックチューン。

歌声も力強さがあってグッドです。

  

これから間髪置かずリリースが続くようで、1ファンとしては嬉しい限りですね。

アルバムも早く出してほしいですし、あとライヴも…。

夏フェスとかに出演してくれればいいのですが。

去年の【ROCK IN JAPAN FES】のステージは、ある意味最高に“ロック”だったと思うので。

  

【X】のPVも、衝撃的でした。

X02

踊っています…。

しかも、ダンサー 森山開次さんと。

  

振付は彼女が考えたとのことで、なかなか“コンテンポラリー”という感じでかっこいいと思います。

コンテンポラリーダンサーとコラボしているミュージックビデオは幾つかありますが、私としては東京事変の【OSCA】以来のインパクトでした。

  

また、森山さんの舞台も観に行きたいです。

  

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2009年5月 1日 (金)

青ノ鳥

本日、NHK教育テレビの【芸術劇場】で24:17より ミクニヤナイハラプロジェクト の舞台 【青ノ鳥】 が放映されます。

Bird01

  

私は以前、同じく矢内原美邦さん主宰のニブロールのダンス公演を観に行き、そのポップアート的な演出に魅了されました。

今回のはあくまで基本は演劇のようですが、ダンスあり 映像表現あり とのことで、大いに興味をそそられますね。

  

Bird02

とはいえ、私、翌日も朝から出勤ですので、録画しておいて後日見ることにします。

  

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2009年3月15日 (日)

blue Lion

東京芸術劇場へ 白井剛 のダンス公演 【blue Lion】 を観に行ってきました。

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Lion01

【フェスティバル/トーキョー09春】のプログラムの1つで、音楽とダンスのコラボレーション作品です。

  

白井剛さんの舞台は、以前【THECO-ザコ】で音楽とダンスの“融合”を目の当たりにしましたが、今回のもそうでしたね。

  

砂のような粒子を敷き詰め、“砂漠”に見立てたフロア。

背面は一面スクリーン。

舞台サイドには積み上げた木製のベンチと木のブロック棒が複数。

2人のダンサーと、4人の演奏者。

  

生演奏のBGMでダンス… かと思いきや、サンプリングされたエレクトロサウンドや無音の場面も結構あり、音楽のジャンルも多様でした。

その時々で舞台の雰囲気ががらっと変わるのが面白かったですね。

演奏者の方々は、演奏に徹するのではなくダンサーと共に動きまわって、舞台を形成していました。

  

今回、白井さんは踊らず演出&振付のみ。

ダンサーの寺田みさこさんと鈴木ユキオさんは、以前公演で観て分かっていましたが、かなりの実力者です。

そして、今回のダンスはとても独特でユニーク。

ぐねぐねぐねぐね と動き、こんなヘンテコな振付がよく思いつくな… と感心してしまいました。

  

背面のスクリーンには様々なモノクロ映像が時折映し出され、またベンチやブロック棒などの小道具がふんだんに使われ、眼を楽しませてくれました。

バラエティに富んだ雰囲気のある舞台だったと思います。

  

またいつか、次は白井さんが踊る姿を観てみたいですね。

  

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2009年2月15日 (日)

森山開次作品集

新国立劇場へ 森山開次 のダンス公演 【森山開次作品集】 を観に行ってきました。

Triple01

  

私は毎年2月はほとんど遠出をしません。

道路が凍結する恐れがありますし、花粉も飛んでいるので…。

ですが、“驚異のダンサー”と呼ばれる森山さんの舞台を1度ナマで観てみたかったので、チケットをとりました。

  

今回の公演は、日本の舞台芸術“能”の世界をテーマに、3つの演目で構成されていました。

  

  • 【OKINA】

天井中央に光の粒を凝縮した氷柱のようなオブジェを配したシンプルな舞台。

不規則なノイズ音のようなBGM。

ダンサーは、森山さんと能楽師・津村禮次郎さん。

2人の動きは対照的で、まるで森山さんが獣で、津村さんがそれを操ろうとする動物使いのよう。

静謐さと緊張感に満ちていました。

  

  • 【弱法師 花想観】

BGMはフルートによる生演奏。

能管・尺八などの和楽器を連想させるメロディーを紡ぎ出します。

森山さん・加賀谷香さん・津村さんによるダンス。

Triple02

森山さん演じる“弱法師”と加賀谷さん演じる“梅の花の精”との絡みが、艶かしく印象的。

淡い情感漂う舞台。

  

  • 【狂ひそうろふ(くるいそうろう)】

客席奥手より、傾奇者のような赤い派手な衣装の森山さんが登場。

せり上がった正方形の板張りの小舞台。

舞台奥には様々な種類の打楽器と1人の奏者。

途中、舞台四方にも4人の黒人の打楽器奏者が配され、激しいアフリカンビートのBGMを刻みます。

ダンスは森山さんの独壇場。

アグレッシヴで迫力満点。

  

  

とにかく見入ってしまいました。

森山さんは引き締まった体・長い手足・長髪で見栄えが良く、独特のオーラがありましたね。

四肢の隅々まで神経が行き届いたしなやかで力強い動作・オリジナリティ溢れるダンスは、素晴らしい の一言です。

  

それに加え、津村さんの能の“謡”や生演奏のBGM・舞台美術・照明など、演出も1級品。

こういう“和”テイストの舞台に今まで触れたことが無かったので、とても新鮮味を感じました。

  

ハイセンス・ハイクオリティな森山さんの公演、是非また観に行きたいです。

  

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